千葉県印旛郡栄町、国道356号沿いを車で走らせていると、ふと目に飛び込んでくる異国の香り漂う一軒のお店。
その名も「カレーハウス・マチャン」。地元に根付いて長く愛され、スリランカ人シェフが手掛ける本場のスリランカ料理を堪能できる貴重な存在です。
訪問日と場所
私が訪れたのは2025年4月16日(水)。お昼どきに車で立ち寄りました。
お店は安食駅から車で5分ほどの場所にあり、駐車スペースもあるので車での訪問が便利です。座席は16席とこぢんまりとしていますが、混雑しすぎることはなく落ち着いて食事ができる印象でした。
注文した料理
この日はポークカレー(1,000円)を注文。
セットにはダルカレーや水菜、レンコン、野菜カレー、そしてパパダン(豆せんべい)が盛りつけられていました。カラフルで見た目から食欲をそそる一皿です。
特に印象的だったのは「水菜」の存在。日本の食材を取り入れながらもスリランカカレーにしっかりマッチしており、スパイスの辛さを爽やかに和らげてくれる名脇役でした。スプーンを進める手が止まらないほどバランスの良いプレートです。
味わいと食べ方の楽しみ
ポークカレーはしっかりとしたスパイス感がありながら、玉ねぎの甘みや香ばしさが重なり、単調にならない奥行きのある味わい。
一方でダルカレーは優しい味わいで、ポークの濃厚さを引き立ててくれます。
スリランカカレーの醍醐味は、副菜と混ぜ合わせて食べるスタイル。
ポークカレーにダルを少し足してみたり、水菜やココナッツを使った副菜を合わせてみたりと、一口ごとに味の変化が楽しめます。まさに「混ぜるほどに美味しくなる」一皿です。
辛さの調整ができる工夫
「マチャン」にはテーブルに唐辛子瓶とケチャップが用意されており、自分好みに辛さを調整できるのが嬉しいポイント。
最初はそのままの味を楽しみ、途中で唐辛子を加えて刺激的に変化させるのがおすすめです。辛党の私にとって、この自由度の高さは大きな魅力でした。
また、ランプライスやコットゥといったスリランカの定番料理も提供されています。特にコットゥは細かく刻んだロティとスパイスを炒め合わせた料理で、しっかり辛さが効いた一品。ランプライスは少しパラパラ感が強い印象でしたが、それもまたお店ごとの個性といえます。
お店の雰囲気
店内ではYouTubeの音楽が流れており、どこか家庭的でリラックスできる雰囲気。スリランカ人と日本人のお客さんが半々くらいで訪れていて、地元の方々に愛されている様子が伝わってきました。
シェフはスリランカの方で、日本語はやや不自由なところもありますが、笑顔と温かさで十分に伝わる接客。気取らない親しみやすさがあり、初めての訪問でも安心して食事を楽しめます。
周辺情報も魅力
すぐ近くには「マチャンスパイシーハウス」という雑貨屋があり、スリランカのスパイスや食材を購入することが可能です。
食後に立ち寄れば、気に入った味を自宅で再現する楽しみも広がります。まさに食と文化を丸ごと体験できるスポットです。
まとめ
「カレーハウス・マチャン」は、地元に愛され続けるスリランカ料理の名店。
ポークカレーをはじめとしたライス&カリーは、混ぜてこそ真価を発揮する奥深い一皿で、何度食べても新しい発見があります。唐辛子瓶で辛さを調整できる自由度もユニークです。
千葉県北部で本場のスリランカカレーを味わいたい方には、ぜひ一度足を運んでほしいお店です。食後に雑貨屋でスパイスを買えば、旅気分をさらに持ち帰ることができます。
店舗情報
- 住所:千葉県印旛郡栄町安食784-4-1F
- 電話番号:080-6504-666
- アクセス:安食駅から車で5分
- 営業時間:ランチ 11:00~15:00/ディナー 17:00~22:00
- 定休日:木曜日
- 席数:16席
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